ぱらボラ58号 2005年 秋号   


やらないことがリスクになる時代

理事長 村山 メイ子

 赤ちゃんから高齢者まですべての人が安心して暮せる共生の地域をめざし、6月より「こどもカルチャー教室」を始めました。メニューは子育て中のお母さんの声を取り入れて「英会話」「お習字」「そろばん」「囲碁、将棋」の4講座。英会話は祖父母世代が机を並べていっしょに学んだり、マンツーマンの囲碁・将棋など2歳から小学6年生までの「子どもの居場所」になっています。他にも「親子で工場見学」や「エコ・クッキング」から「生ゴミ減量対策」まで、子どもたちと環境問題にも取り組んでいます。
 介護、子育て、教育、環境――どれをとってもむずかしい問題で明るいニュースはありません。また少子高齢社会の到来で、核家族化が進み、家族の絆も全面的には信頼できません。誰もがこころ豊かな毎日を送りたいと願いつつも、将来の不安をいっぱい抱え、どうしていいかわからない時代です。
 しかし私は何もやらない事がリスクを負っていくのだと考えており、微力ながらも課題解決のために地域住民の助け合い活動を続けてきました。
 近頃は介護も子育ても地域でできることは地域のみんなで支える時代になりました。住民の創意工夫しだいで福祉サービスに地域格差が生まれ、住民同士の助け合いの充実した地域に暮らせば、「このまちに住んでよかったなあ」と実感できるようになるのです。
『東灘地域助け合いネットワーク』は団体名そのものが活動の使命になっています。今後もNPOとしての立場から世代を越えた住民同士の交流や助け合いのネットワークづくりをめざしていきます。


「ごみを出さない」子どものためのエコ・クッキング

清水 幸子

子どもたちが身近なところから環境を考えるきっかけになるものは何かと考えたところ、「食べる」ということに一番関心があるのではと「エコ・クッキング」をすることになりました。「野菜は皮ごと使う」「余ったものを工夫して使う」「捨てることなく使い切る」「ごみになるものは買わない」「ごみを出さない」などを考え、8月6日(土)第1回エコ・クッキングを開催しました。メニューは「創作お好み焼き」。キャベツは芯まで使い、人参は皮も入れます。日頃食べる側の子どもたちが無駄にしないことを考えて買物や調理することを体験しました。でき上がったお好み焼きをほおばり思わず笑顔のお昼時でした。その後インターネットでごみ減量のクイズをしたり、リサイクルを考える動く絵本などを見て勉強をしました。
 限られた資源は1人1人のちょっとした意識から、節約出来るのです。食材は輸入に大きく頼っている日本。未来をになう子どもたちが環境問題を意識して生活するためには、私たち大人が教え伝えていかなければいけないと思います。第2回は9月3日(土)にエコチャーハン・サラダを作りました。10月以降も月1回(全6回)実施する予定にしています。幼稚園から小学6年までのお子様の参加をお待ちしています。


阪神御影駅前『自転車駐輪場管理業務』を受託  第1回道路美化キャンペーン実施

海老名 巌

 当NPOは8月1日から神戸市より上記自転車駐輪場管理業務を受託することになりました。駐輪場利用者の方々はもとより通学生・お年寄りなど広く区民の方々と親密なコミュニケーションを大切にすることが「まちづくり」の起点のひとつと認識しています。そして重要なことは、周辺地域の企業や市場や商店街の皆様、自治会などと一体となって阪神御影駅周辺が東灘区の南部における生活拠点としてより発展させることだと考えます。そして、そこに私どもが参加できればと考えています。
 阪神御影駅地区は東灘区の南部における交通の要所、日常生活のための市場やスーパーなどのターミナル的役割を担っており、そんな地理的条件の中にあって御影駅前駐輪場が住居との格好の中継基地になっております。
 自転車は環境にやさしく、手軽で自由に乗ることが出来る乗り物です。しかしこの利便性が不法駐輪など社会問題化しつつあるのも事実です。
 温暖化防止や環境問題は深刻化する一方で、スローライフが注目されつつあり、自転車の利点が再認識されています。将来的にも自転車の利便性、優位性を充分に理解する必要があるでしょう。
 台風14号が心配された9月5日 朝、小雨の中、長崎屋、旨水館、ネットワーク神戸のご参加を頂き、神戸市土木局東部事務所のご指導のもとに「違法駐輪防止」と周辺の道路美化キャンペーンを行いました。まずはこのような啓発運動、清掃活動と言った地道なことを繰り返し重ねていきたいと思っております。
 駐輪場が現在の場所に設けられて約20年。以前は公園であったことから、樹木にも恵まれ季節感が感じられる、こんな駐輪場は他に多くはないでしょう。またこの駐輪場の特徴は、設備がラック2段式であること、御影駅に隣接していること、周囲が道路に囲まれている等、利点が多くあり、利用者や一般の方々(通学生・お年寄りなど)と管理担当者が気楽に会話ができ朝晩の挨拶や日常的なお喋りが楽しげに交わされる場でもありましょう。今後もこのことを大切にして業務を行なってゆきたいと考えています。

明るく元気な地域を創る情報誌 東灘ぱらボラ

清水 幸子

 当NPOでは、地域の皆さん、子ども達が出会いを通じて仲間を増やし、学ぶ喜び・知る楽しさ・人との会話の大切さを感じていただけるようお手伝いする目的で『東灘ぱらボラ』(季刊年4回、発行部数約2万部)を去年10月に創刊致しました。
 当情報誌は区内の新聞折り込み、区役所をはじめ公共施設を中心に配布しており、東灘区のNPO団体や地域で活動をしているグループの「子育て支援」・「就学の講座」・「高齢者介護の講習会」ほか、「地域のイベント」や「環境(エコ)活動」などさまざまの情報を掲載していま  す。趣旨に賛同して地元の商店・企業や諸団体から協賛広告や配布のご協力をいただく等、皆様に支えられて1年が過ぎました。
 東灘がより元気で明るい地域に一歩でも前進するように、日々の生活を豊かにする情報満載の『東灘ぱらボラ』をぜひ活用して頂きたいと願っています。掲載したNPO団体の催しなどに『東灘ぱらボラ』を見て申し込んだという声が届くようになり、この情報誌が徐々に地域住民に浸透してきたのではと感慨深いものがあります。2年目をむかえる10月からは、年6回(偶数月)に増刊致します。スタートしてまだ日が浅いゆえ、試行錯誤の連続ですが、ご意見・ご要望がありましたらお知らせ下さい。より地域の活性化につながるような誌面づくりを目指して努力していきたいと思います。

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