ぱらボラ57号 2005年 夏号   


さらなる飛躍を目指して!! 第5期がスタートしました

5月21日に第4期会員総会が開催され、第4期事業報告書・決算書および、第5期の事業計画・予算案が承認されました。

第5期の事業計画概要   青字は新規事業)

生活支援事業
文化交流事業
ミニデイ事業
  • 生きがい対応型ミニデイサービス
環境保全事業
駐輪場管理事業
情報提供事業
子ども健全育成
その他の事業

第4期の事業報告 要約

日常生活支援

収入は初年度(平成15年度)と比較すると3倍強となりました。平成18年度の介護保険制度の大幅な見直しが予測され今後ますますニーズは高まるものと思われます。しかし支援活動の調整がむずかしく、複雑な依頼には応じられない場合もあります。有償ボランティアに対しても仕事が不定期なため定着がむずかしいという側面があり、要員確保に課題を残しています。

音声パソコン

ボランティアグループ「アンティネット」が開催した「音声パソコン指導者養成講座」に、昨年4月からの準備期間を含め1年間講師として3名が協力してきました。講師養成は当初の目標であり、指導者が多方面で活躍することが期待できます。(引き続き本年8月までの継続事業)

力ルチャー教室

折り紙教室、書道教室など新しく加わり、従来からの教室の活動強化に努めた結果、利用者は所定の水準で推移し市場の賑いにもつながっています。

環境保全

リサイクル品を提供していただくだけでなく、日頃から限りある資源の大切さを訴えていこうと環境保全の啓発活動に取り組んできました。環境講座の開催や、ケナフを種から育て、子供たちと炭焼きまで体験するなど、地域住民が身近なところから環境を考えるきっかけになりました。 

情報提供活動

機関紙(ぱらボラ)
対象者を会員と利用者、関係者等に絞ったことで、的確な情報を提供することができました。  
広報誌(東灘ばらボラ)
区内の地域住民を対象に NPO 等のイベント情報を持ち寄り、現在1万7千部を発行しています。地域の企業からの協賛広告で運営しており、地域に密着した広報誌となりつつあります。今後市民活動の認知度を高めていく役割を果たして行きます。

「震災を忘れない」市民による追悼

震災から10年を迎え、地域の助け合い活動の大切さを伝えるためのビデオを製作し、地域の方々を対象に御影公会堂に於いて追悼集会を催しました。後世に助け合いの精神を残すためにも、日頃のコミュ二ティの大切さを再認識する機会となりました。

関係NPOとの連携事業

CSこうべと連携して「コミュ二ティビジネス研修生受け入れ」、「こうべ NPOデータマップの企画運営」、「灘・東灘NPO 交流会」、「神戸市職員NPO体験研修の受け入れ」などを行いました。また1年間にわたり全労災・NPO・事業所が協力して、暮らしを支える「トータルケアシステム」の研究会を重ね、フォーラムで研修成果を発表しました。

企業との協働事業

地域に活力を取り戻すことはHNWの重要な課題のひとつです。この課題を推し進めるために、身近な存在である旨水館のみなさんと交流会を行ってきました。そこで旨水館側から「休日営業」の要望がありHNWは試みとして祝日に限定して営業することになりました。また旨水館が新しく始めたこんこん市(毎月15日、16日、17日)に月毎のイベントに工夫を凝らし協力しています。また、丸大ハム(株)とは年2回、機関紙ぱらボラの発送時に商品力タログを同封発送することで郵送料を負担して頂き、売上金の一部をご寄付いただいています。

その他

水害・地震の救援のための募金活動を行ない、1週間で「読売光と愛の事業団」と「台風23号洲本事業団」に20万円を送りました。また、1月、2月は全国のNPOと連携して「白いリボン運動 」で街頭募金活動を行ない16万円を白いリボン事務局に送りました。

役員の交代

上山幸夫理事ならびに竹下養子監事が第4期総会を以って退任し、杉立英淳監事が5月末を以って退任されました。後任として、理事に山口一史、監事に横瀬豊嗣、瀬戸成人が総会において選任されました。

理事就任のごあいさつ     山口 一史

 総会に先立って、この会のスタッフミーティングと理事会に出席させていただいて、驚いたことがあります。それは、外で見ていたよりはるかにたくさんの、しかもきめの細かい事業を実施していることです。これまでも村山理事長から折に触れて活動の話を聞いたり、会報を拝見していたのですが、文字通り「百聞は一見にしかず」でして、メンバーのみなさんの日ごろの努力の成果を知ることができました。もうひとつ、会合での意見のやり取りがたいへん活発で、力のこもった議論を展開しているのも、非常に魅力的に感じました。
 私は「ひょうご・まち・くらし研究所」というNPOに属しています。この研究所はNPOやまちづくりを考えている人たちと一緒になって、社会調査の技法、例えばアンケートやマーケティングの設計を考えていくことなどを活動目的にしています。 「みなさん方と、一緒に何か事業ができれば楽しいだろうな」と考えています。どうかよろしくお願いします。

事務局長就任のごあいさつ     久次米 一良

 約3年間、パソコン講師のボランティアとして当法人にお世話になっています。今般、阿賀谷前事務局長の後を引き継ぐことになりました。当法人も第5期目に入り益々充実した活動が期待されています。その期待に応えるにはより強固な組織とインフラの整備が必要です。支えていただいているボランティア・スタッフのみなさんが円滑に活動できる環境を作ることが当面の課題であると考えています。微力ながら出来得る限り最善を尽くします。どうか宜しくお願いいたします。

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