ぱらボラ54号 2004年 秋号   


地域社会を良くしたいという思いと人柄に引かれてのボランティア

理事 稲場 圭信 神戸大学助教授(発達科学部)

 高齢者に対する支援実践者の調査(三井住友海上福祉財団による助成)の一環として、2004年1月、当法人ボランティアを対象に意識調査を実施し、91名からの回答結果をポイントを絞って報告致します。

▼1. 性別と年齢:女性63%と女性が多い。平均年齢58歳で、60代が一番多く40%、続いて50代20%、70代15%、40代9%、30代と20代はともに5%で、全体として年齢層が高い。

▼2. 活動期間と活動時間:平均3年3ヶ月で、1年未満が25%、5年以上が23%である。平均的な活動時間は、月10時間以上20時間未満で、全体の24%の人がこの中に含まれる。しかし、全く活動時間がない人が14%いる一方で、月60時間以上活動している人が20%いる。

▼3. 活動を始めようと思った動機(複数回答):「地域や社会をより良くしたい」に対して41%が「かなりある」と回答。以下、回答が多かった順に、「困っている人の手助けをしたい」36%、「自分の技術、能力、経験を生かしたい」36%、「新しい人と出会いたい」33%、「社会への恩返し」25%、「自己満足」15%、「道徳的義務感」12%、「宗教的信念」4%であった。

▼4. 活動を継続している理由(複数回答):「メンバーの人柄」に対して40%が「重要」と回答。以下、回答が多かった順に、「家から近い」29%、「時間の融通がきく」27%、「高齢者の支援をしている」27%、「相手の感謝の気持ちが嬉しい」23%、「親しい人がメンバーにいる」10%であった。

▼5. 活動を通しての感想(自由回答):「良かったこと」として、さまざまな人との出会いをあげる人が多かった。「苦労したこと」では、信頼してもらうために時間を要することや忙しさ、「学んだこと」は、コミュニケーションのとり方や人とのつながり・新しく作り上げる大切さという回答があった。「地域社会について」は、自分の住んでいる町に親しみを覚え、見えないところで助け合っていることを知ったという回答があり、「高齢者に対して」は、以下のような声があった。「高齢者を見ると、どのような生活をしているのか考える」、「こちらから話しかけてあげることが必要」、「前向きに素敵に生きている高齢者をみて勉強になる」、「高齢になっても元気な人は、手助けをする側になれば喜びがあると思う」。

▼6. 思いやりの行動:「見知らぬ人がハンカチなど物を落とした時に声をかける」に対して46%が「ほとんどいつもする」と回答。以下、「高齢者や身障者が困っている時に手をかす」33%、「バスや電車で高齢者や身障者に席をゆずる」29%であった。上記のような思いやりの行動と、年齢、両親の福祉・慈善活動への積極度、月あたりの活動時間のどれとも関連性が特に認められず(無相関)、活動期間とは関連性が見られた。

 活動継続の理由としてメンバーの人柄を挙げる回答が多数あり、活動期間と思いやりの行動に関係性が見られました。長期間にわたり活動を継続してきた人には思いやりの心と責任感が培われており、日常生活においても自然とその姿勢が現れるのでしょう。活動者の年齢層は高いですが、新たな加入者もいます。良き手本となるベテランに加えて、学生をはじめとした新たな力を巻込むところに、10年間の活動を土台にした新たな展開の可能性を感じます。

今年度の新しい取り組み

すっかり定着したリサイクルバザーから限りある資源の大切さを考えていこうと、今年度より環境保全活動に取り組んでいきます。
そこで「地域の住民が身近なところから、できることをやろう」をテーマに講座を開きました。
7/3(土)〜8/7(土)まで計6回、環境カウンセラー・兵庫ケナフ連絡会の竹重勲さん・明石ケナフ連絡会代表の嶽肩孝江さんをお迎えして、省エネ対策・ケナフを使ったグッズ作りなどを学びました

ケナフってなあに?

ケナフは一年草です。5月中旬から6月下旬が種まきに適しています。8月頃には2〜3mに、11月頃に刈り取る時期には4〜5mになります。
成長が早いため二酸化炭素の吸収率が高く、地球温暖化防止に有効で、部屋の温度が2〜3℃下がり、夏はクーラーなしでもいけるかも。
10月にはうす黄色のハイビスカスに似た美しい花が咲き、観賞用としてもス・テ・キ

ケナフを育てています

ネットワークでは5月29日に種をまき、8月末現在、2mくらいに育っています。事務所北側に栽培していますので、ご観賞ください。

刈り取ったケナフの効果は

葉はカルシウムが多く、ジュースやクッキーなどにして食べられます。
乾燥させた靭皮は、コースター・タペストリー・かご・かばんに。
炭にし、インテリアとしてオブジェに、冷蔵庫やくつ・下駄箱・トイレに入れると脱臭効果バツグン!!みかんやバナナなどの果物と一緒においておくと腐敗を遅らせる事が出来ます。 

ケナフの花を咲かせよう

地域住民の皆さんにも身近にできることから、省エネを考えてもらおうとケナフの種を配りました。

ケナフ炭焼き体験

10組の子供と保護者を募集しています。
(お願い)11月末までにご家庭で育てたケナフを刈り取ってご持参ください。

ケナフで炭焼き体験

知って得する生活の知恵

●コンセントをマメに抜きましょう
   リモコンで電源を切っただけでは電気を消費しています。 
   *小さいラジカセの例
   1年間コンセントをさしたままだと電気代が547円かかっています。
●ヘアードライヤーの温風と冷風では?
   *1日30分1年間使ったら
   温風の電気代  4,562円
   冷風の電気代     182円

東灘区内で地域活動をしているみなさまへ

コミュニティ活動の情報募集

 「せっかくイベントや催しをしても人が集まらない」こんなしんどさを感じたことはありませんか?
 東灘ネットワークでは広報誌「ぱらボラ地域版」(仮称)の発行を計画しています。「ぱらボラ地域版」は地域の課題に取り組む団体のみなさまのコミュニティ情報を高齢者、障害者、子供たちに広く伝えることをめざしています。掲載は無料です。
 
掲載内容の一例
発行予定日
  2004年10月12日(火)
原稿締め切り
  2004年9月30日(木)
担当( 村山・原 )

予定発行部数 10,000部・配布エリア/東灘区全域
設置場所/区役所、地域福祉センター、児童館、図書館など

(有償活動)登 録 者 募 集

特技を生かす働き方をしませんか。仕事の依頼がくれば、内容によってできる人が、できる範囲で受ける登録制になっています。
技能代行(植木の剪定、庭仕事全般、ペンキ塗り、簡単な大工仕事など)
家事代行(掃除・洗濯・買い物・配達、照明器具の取替え、家具の移動など)

教室でこんなことが出来ました

カルチャー教室で生徒さんが実習された結果の一部をシリーズで紹介します

パソコン教室
K男さん : 毎月、家賃や水道電気代の請求書をExcelを使って発行することが出来てとても楽になりました

F子さん : 講演会の様子を録音して、CDに 記録保存できてとてもうれしい

H子さん : パソコンで作ったデザインからTシャツ作り。毎日?着て注目のまと

K子さん : 前から欲しかったペコちゃんのうちわもハガキも出来て大満足!! 

T子さん : メールに一工夫!動画付きのメールが送れるようになりました

S男さん : 役所に提出する申請書を作成出来るようになり、重宝しています

S子さん : 教室に通ったおかげで、お店オリジナルのプライスカード を作ることが出来ました

A男さん : 全くの初心者でパソコンを買う相談から設定までしてもらい、いまは文字の練習中。やさしい先生でホッ!!

E子さん : 同窓会誌(約30ページ)をWord・Excelを使って苦心の末3ヶ月かかって完成しました

M男さん : プリント写真と自筆の署名を入れて 暑中見舞ハガキを出しました

I子さん :おしゃれなホームページ!BGMつきでスライドショーが楽しめます。アクセスしてネ!
http://www.geocities.jp/li_ko_ran/

視覚障害者の方が教室で作成したホームページです。是非アクセスしてみてください
http://www5e.biglobe.ne.jp/~TENSINDO/index.htm

水墨画教室

ボランティア交流会のお知らせ

今年初めてのボランティア交流会を行いますので奮ってご参加ください
日 程:10月24日(日)
時 間:午後12時〜午後4時
場 所:東灘ネットワーク 茶話やか広場
参加費:500円  お酒を飲まれる方は1,000円
テーマ:震災10年を控えて

スタッフ紹介

HNWには、理事長、常任顧問、事務局長、スタッフ5人で事務局を運営しています。今回はスタッフ5人を紹介します。
黒田 龍子さん これからHNWでやってみたい事は?デイサービスをもっと発展させる事。HNWがもっと大勢の人の集まれる場所にならないか、パソコンを使って仕事を請け負えないか。 いつもてきぱき、ハキハキ明るい黒田さん。これからもHNWの、ムードメーカーでがんばってください。(紹介者 清水)
清水 幸子さん 休みの日はしっかり充電して、元気いっぱいでHNWにやって来る清水さんは、はじける笑顔が魅力的!ちょっとせっかち?と思ったら、妙に粘るところがあって、そのバランスがうまく仕事に生かせています。ストレス解消はダンス!ダンス!踊るのが大好き。(紹介者 西田)
下村 由美さん 穏やかでいつもニコニコと回りを和やかにさせてくれる方です。ここに来て進んでボランティアに参加している人が多いのには改めてびっくりされたとか。ボランティアを通して・・・日々、いろいろな人と出会い、発見があり、自分自身も元気にする。ボランティア活動こそが元気の源となっているそうです。(紹介者 原)
原 眞由美さん 一言で彼女を紹介すると気立てのいいお嬢さん(もうそろそろ曲がり角?)。6月からスタッフのニューフェイス。趣味はお料理、古布を見たりリサイクルショップを覗いたり、ということで、我がネットワークには大変強力なメンバーです。やさしい物腰が利用者さんの癒しになることと思います。皆さんよろしく!!(紹介者 黒田)
西田 幹子さん いつも穏やか。笑顔の可愛いパソコンの先生です。パソコンのことなら何でもお任せ。HNWのスタッフとして3年。地域においても色々と活躍されています。頼みやすい雰囲気で、一見のんびりしているように見えますが、仕事はテキパキとしていて頼りがいがあります。(紹介者 下村)
 

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